アメリカのPTA参加率は30%?!
先日、自校でPTA入りたくない問題が起こり、その時に言われたのが「アメリカのPTAはもっとボランティアだ!」ということ。
ここは日本なのだから、アメリカの話出されてもね(そもそもアメリカと言っても州によって違うのだから一概に言えないと思う)と思いつつも調べてみることに。
いくつか資料を調べてみると、大半のアメリカの PTA は学校単位ではなく全国組織であり、非政府系の民主的な市民団体の色が強いらしいです。
加入率は地域や学校によって大きく異なるものの,大半の学校で 30% にも満たない!(日本は95%以上)。加入者は自分の意思で自主的に加入していて、日本のように加入を強制されることはないそうです。つまり本当にやりたい人が集まってやっているボランティア。これがアメリカのPTA。
では日本はなぜ今の形になったのかというと、アメリカから日本にもちこまれた PTA は当初から 「親が積極的に学校に関わるように」と目的のために作られていたようです(諸説あり)。それが歪んでボランティアとは程遠い、半強制的に加入している現状につながっていくわけです。
つまりアメリカ発祥とはいえ、アメリカと日本ではPTAの在り方そのものが違うのです。だからアメリカのPTAの話を出されてもあまり参考にならないのです(例えば、マクドナルドに行ってアメリカで販売しているハンバーガーを出してと言っているようなもの)ある程度、「郷に入れば郷に従え」は必要だと思います。
ただ、半強制的に加入させて現状は由々しきですけどね。