PTA会長はつらいよ!?

PTAは本当に不要なのか⁉ PTA会長の目線からPTAの良い所悪い所を綴ります。

PTAは任意団体だから入るも入らないも自由!?

PTA会費を払いたくないという保護者の問題に対して、早急に学校側と話す必要があったので(引き落としがあるから)副会長を数名伴って学校へ。

校長、副校長と話し合いをするも、どちらも明らかにめんどくさそう。早く終わらせてよという空気がミエミエでした。
そりゃ先生方からすれば、学校は仕事で来ているわけだから面倒なことはしたくないのが当然でしょう。

 

副会長達も「払わないなんて許さない!」「会費を払わないでイベントに参加しようなんて虫が良すぎる」などと、罵詈雑言を並べる始末。これはお話にならないなと感じた僕はこう結論を出しました。

 

「今回は事務員さんが勝手に引き落としを止められると答えてしまった事が問題で、その落ち度は学校にあります。ただ、コロナの影響で入学式もなかったため保護者の方に十分な説明をできていなかったことも事実です。なので、今回は引き落としをしないことにします。これにより、他の保護者にこのことが知られても仕方ない」

 

この答えで校長、副校長は安心されたのかほっとした表情をしていましたが、副会長達はおもしろくなさそうでした。ただ、引き落としを止められると聞いた保護者の方から引き落としをすることはできないと思うので、この判断は間違いではないと思っています。

 

この決定を前会長に話したところ「しつこく説得して会費を頂くように」と、前前会長に話したところでは「今はコロナで微妙な時期だから、仕方ない」との回答が返ってきました。会長経験者といってもそれぞれね。


今まではなあなあでみんな加入してきたPTA。昨今のメディアでPTA不要論が飛び交っているのをその保護者は耳にしたのかもしれません。その保護者に引き落としをしない旨を伝えると、「PTAは任意団体なのに、加入非加入の選択もできず、学校の給食費などと一緒に引き落としがされるのは非常に不快。PTAそのものが嫌なのではなく、みんながやっているからあなたもやりなさいという同調圧力が嫌」
とのこと。

 

確かに、PTAは任意団体。加入は自由だし、やめるのも自由。でもほとんどの保護者が何も言わずにPTAに加入しているのは日本の悪しき習慣だと思いますね。僕の地元ではほとんど見かけないこの問題も地域によっては違ってくるみたいです。ある学校では700人中、4%が非加入だそう。

 

いきなり、色々事を変えていくのは難しいけれど、まずは来年度新入生には「PTAは任意です」と説明しようと思います。前会長は保守派だったので、例年通りにやっていればOKという方でしたが、僕はダメなところはダメで、良いところはそのままな会長でいこうと思います。


どんなことでも痛みは伴いますしね。やるからには頑張っていきます!